宮  廷  装  束

 書籍情報

 
服装の歴史      中央公論新社 中公文庫    著者 髙田倭男 髙田装束研究所前所長

 1995年に刊行されました「服装の歴史」の文庫版です。その後進んだ研究内容を付加え、再刊行されました。
   

令和度も髙田装束が製作いたしました、上品で美しい装束を是非ご堪能ください

女房装束、直衣姿  平安時代後期公家装束(復元)の着装・解説・講演会
   会 場 東京大学駒場 I キャンパスにて
   講演者 髙田装束研究所前所長 ・ 装束提供、着装 髙田装束研究所

 女房装束、夏の直衣姿



宮内庁御用達
宮中御装束調進

髙 田 装 束 研 究 所


重厚な質の高い、本来の装束を製作しております
服装に関する知識を学術的に御提供しております
服装史、染織史等について、さらに研究を進めております
令和度もなお、品格の高い皇室の装束を製作し続けております

 
女房装束
 奈良時代の女子朝服(朝廷の公事にさいして着用する衣服)は時の移り変りとともに変化をなし、平安時代に公服でありながら私生活的衣服の要素が加わっていきました。名称も中宮以下女房(朝廷出仕の高位の女官)が着るものであることから、女房装束、あるいは裳と唐衣を着用することから裳・唐衣と呼ばれるようになり、公家女子の正装として確立しました。十二単は後世になってつけられた俗称で、宮廷では使用されておりません。したがって十二領の衣をかさね着するわけではなく、好みや寒暖により襲ねの枚数が選ばれ、色彩美を表現しました。上記女房装束の構成は、上から唐衣、表着、打衣、五衣(5領の衣)、単、裳、袴、桧扇です。貴族社会では衣服の表地、裏地の色の組み合わせ、数領の衣の組み合わせ、または織物の経糸、緯糸の組み合わせを「かさねの色」としました。

( *「十二単の語について」 現在皇室や、宮廷装束、有職故実研究者、専門家の間では十二単という語を使用しておりません。当方サイトでは、一般的に誤解されないように「俗称 十二単」と付記させていただいでおります。)


 髙田装束研究所の事業内容について  格式の高い、美しい装束を製作するのでしたら、髙田装束にお任せください

 古典装束(歴史的服装、調度)の復元製作

 博物館委嘱による展示歴史的服装、調度の復元製作


 博物館委嘱による歴史的衣服の修補ほか

 古典衣服の着装解説講演

 古典衣服の展覧会ほか展示監修

 古代空引機による正倉院錦の復元製作

 服装史、染織史の研究に関する図書の出版 販売
 色標本「かさね色目」





 髙田装束研究所 所長

 髙田装束研究所の業績

 
京都・太秦廣隆寺上宮王院聖徳太子像 
 御装束(御束帯黄櫨染御袍)調査について


 服装の歴史(研究所 復元製作衣服映像)
 古墳時代~江戸時代の衣服映像

 髙田装束関連 リンク

 宮中内蔵寮御用装束調進方 髙田家について

 「代々の宮中御装束のこと」「髙田出雲掾」(江戸~明治 天皇御装束調進)

 有職織物製作の推移と髙田家による伝承




 昭和、平成の髙田家(前所長 第二十四代 髙田倭男) 業績

 髙田装束研究所 前所長の業績・著書

 髙田装束研究所および前所長監修、協力
 教科書、教育図書、教育ビデオ、DVD





 明治、大正、昭和の髙田家(第二十三代 髙田義男) 業績(詳細)

 宮中御装束、展示会と研究会、受賞、著書出版物等について

 国宝ほか歴史的衣服、調度類の実測調査、調査報告書作成、復元について

 大正初期 有職組紐による帯止め、羽織紐製作(樺山家、髙田家による考案、普及)

 昭和 三年  昭和度御即位式御装束御儀服等調進

 昭和 四年  伊勢神宮式年御遷宮御神宝装束、調度の製作

 昭和 五年~ 東京帝室博物館委嘱による正倉院染織品、国宝等装束の復元

 昭和十五年  浦安舞、悠久舞、昭和楽舞 衣装等の考案製作


見出し  東京・銀座 髙田装束 古典有職織物 製品販売

 帛紗、テーブルセンターほか

 平安時代より宮廷において使用されている有職織物の製作品です。
 本来の有職織物の優雅さと伝統を我々は守り続けております。
 有職織物をおわけいたしております。


 有職織物とは


宮廷装束のホームページについて 
 四季の移ろいがある美しい日本の自然、そして高い教養を求める王朝びとの心、そこから世界にも類ない上品で優雅な服装が創られました。それから一千年もの間その様式を伝えて、こんにちなお宮中に生き続けております。

 
天皇・皇后両陛下、皇族方々の宮中御装束の調進を代々承って数百年の髙田家は、とくに格調高い山科流裁縫技術の唯一の伝承者であります。とは申しましても、いたずらに古いものを墨守するのではありません。装束の様式にも時代の変遷がみられます。そこで現代において古典美の真の姿を考究しつつ、製作に勤めております。
 そういう点で歴史ドラマなどに登場する衣裳や、一般に宮廷衣裳と称するもの等と我々の
装束とは一線を画すものであります。ここでは、ほんの一端ではありますが、資料のいくつかを御覧に入れます

 国立歴史民俗博物館 第2展示室   研究家、専門家によって、より正確に復元された宮廷装束を常設展示している国内唯一の博物館

 千葉県・佐倉 国立歴史民俗博物館 第2展示室
 平安時代末期 王朝文化 貴族の服装(冬の料) 束帯(文官)、冠直衣、女房装束姿  
      平安時代 王朝文化 調度
 こちらの展示を御覧いただければ、本来の平安時代形式の女房装束(俗称 十二単)をご理解することができます。近世・近代(江戸後期、明治、大正、昭和、平成、令和)形式の五衣・唐衣・裳(俗称 十二単)と比較してみてください。形、仕立て方、織組織、材質、文様などに違いがあることが確認できます。
 特に「色」や「絹の風合」に注目してください。絹でしか出せない「色の美しさ」、そして品位・品格を感じとることができます。

 現在、国立歴史民俗博物館では、「冬の料」(文官束帯、冠直衣、女房装束姿)が展示されております。
 中世装束は「狩衣姿」が展示されております。
 また春季に「夏の料」(武官束帯、烏帽子直衣、女房装束姿)に展示替えいたします。
            以上 髙田家復元製作



 宮内庁御用達・宮中御装束調進
 古典織物・服装復元

 髙 田 装 束 研 究 所
 (髙田装束研究所は髙田装束株式会社の附属研究機関です)

 東京都中央区銀座8丁目14番9号
 電 話 03(3541)1107
 FAX 03(3541)1108


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